MS61形引退。
先日、RER A線に乗るためAUBER駅に行ったところ、先頭部分に珍しく職員がいました。聞いてみると、A線の中で一番古いMS61形の最終列車が間もなく来る。とのことでした。これは乗らねばと思い、その場でしばし待機。あと5分くらいで到着とのこと、日本と違い静かな感じ。職員が記念のポストカードを配布していましたが、あまり貰う人はおらず。。。興味ない人が多かったかな。
そして最終列車が到着。入線時には、最終運行を告げる旨のアナウンスもあり、少し寂しい感じがしました。
やはり先頭は人が多く乗車できませんでした。ビデオカメラを構えて撮影に励んでいるおじさんなど、男性が多かったですね。
ひと駅だけ乗車し、次のCHATELETで下車しました。車内では走行音を録音する人や、車内の様子を撮影する人などで、少し混んでいましたね。
先頭は大盛り上がり、同好の士で占められております。終点での様子はyoutubeにありますので、見てみるのもいいかもしれません。
配布されていたポストカードの一部。MS61形は何回か顔を直していますが、初代が一番よかったのでは・・
デビューは1967年、今のRER B線の前身ligne de sceauxでした。それから50年の長きに渡り活躍しましたが、25000Vに対応していないとか2階建てに比べ劣ってしまう収容人員など理由は色々あったと思いますが、引退となりました。
下の写真は在りし日の姿。
現行のB線よりきれいな状態でしたので、B線でまた使ってくれたらなぁなどと妄想していましたが、25000Vに対応してないのでやっぱり使いづらいんでしょうね。ちなみにこの電車はいわゆる吊り掛けでしたので、モーター音も楽しめたというまさに鉄オタ向けのモノでしたので、残念ですね。