TRAMWAY 5号線
普段あまり北の方へは行かないのですが、天気がよかったので、TRAMWAY5号線を見てみることにしました。TRAMWAY5号線は2013年7月29日に、Marché de Saint-Denis~Garges Sarcelles間で開業しました。Saint-Denisといえばフランス歴代の王が眠る大聖堂があることで有名ですが、近年では治安の面でも有名となっており、旅行者が近づきにくい地域のひとつとなっています。とはいうものの、将来的には現在計画されつつあるGrand Paris構想の要衝となることは間違いないようです。
すでにRER D線や、METRO13号線、TRAMWAY1・5・8号線がこの地域を通っています。
本日はこの中のTRAMWAY5号線に乗ってみました。始発の様子です。左側に写っているのはTRAMWAY1号線。5号線は道路の向こう側からの発車。広場にはとうもろこし売りがいっぱいいるという、ある意味Saint-Denisらしい光景からスタート。
TRAMWAY6号線と同じLohr社のものですが、短い。わずか3両編成。5分間隔で運行しているようで、編成の短さを頻度でカバーしているようです。
しかし、もう少し長くてもよかったのでは。。。通勤時間帯が心配になりました。
途中、やたら近代的な建物群が見えてきたので、Les Cholettesにて下車してみました。どうやら集合住宅のようです。
地上階には商店が入居。さすがパリ郊外、民族色豊かです。このあたりではユダヤ系、イスラム系、南アジア系など色々な宗教、人種の人が多いようで兵隊が巡回していました。この日は快晴でしたので、雰囲気よく見えていたのですが、実際のところは何かあるような印象を持ちました。
地名を画像検索してみると、暴動の時の画像がでてきたりしました。
終点のGarges Sarcellesに到着。
ここにはRER D線の駅があります。現在工事中です。数年もすればおしゃれな駅に変貌することでしょう。近隣へのバス路線も充実していました。中には空港行きなんてのもあったりして。
TRAMWAYの停留所でもあったのですが、ガラスが割られていることが多いです。こういうのを見ると、やはりあまりよくない印象を持ってしまいますね。このモニターは近年導入が進んでいるものですが、もはやこの有様。結局利用者が不便を強いられるわけなんですが。。残念ですね。