再びドイツへ。ドイツ博物館交通センター館 試作車

ついに第一歩を踏み入れました。マニアの敵、うるさい子供達もいません。ゆっくりと歩を進めましょう。まず目に飛び込んできたのは試作車達でした。

こちらはADAC(ドイツ自動車連盟)仕様のFIAT500。電気自動車のようです。f:id:norimononado:20160511162214j:plain1980年代に都市交通におけるガソリン車やディーゼル車の代替として開発された電気自動車。最高速度は100km/hに達しました。1986年にはスイスで賞を受賞をしました。しかしながら走行距離が60kmと短く、価格も高価であり性能もガソリン車やディーセル者に及ばす成功を収めることはできませんでした。

f:id:norimononado:20160511162223j:plainこの車ガルウィングなんですよね・・開けて状態で展示してほしかったな。

f:id:norimononado:20160511162232j:plainこちらはご存じトヨタ・プリウス。博物館に行くとやはり欧州メーカーがほとんどですので、その中に国産車が展示されていると、ついに国産メーカーの車も自動車の歴史の一部として世界に認められたのかなと思います。

f:id:norimononado:20160511162244j:plain元ネタがルノー・トィンゴとは思えない、SWISSAUTO・SMILE。360ccのエンジンと軽量化した車体で30km/Lを目指した低燃費車です。

f:id:norimononado:20160511162253j:plainこちらはOPEL・MANTAを元に1975年に造られたGT2と言われる試作品です。デジタルメーターなど先進的装備と近未来的デザインを持っていましたが、市場に出ることはなく1978年にドイツ博物館に寄贈されました。

f:id:norimononado:20160511162303j:plain1981年にシュツットガルトの自動車研究機関が制作したUNI-Carと呼ばれる試作車。低燃費な直噴4気筒ディーゼルエンジンや乗員を側面から保護する装備、そしてまた対人衝突に備え初めて衝撃を吸収するフロント部分を作りあげるなど、現在の車において必須の装備が盛り込まれている試作車です。f:id:norimononado:20160511162313j:plain