SNCF Z6400

パリのターミナル駅のひとつ、サン・ラザール駅の主役がこのZ6400。1976年より運用されているステンレス車体の電車です。側面を見ると波型が東急の車両を思い出させてくれ、親近感がわきます。主役と書いてしまいましたが、現在ではZ50000に押されつつあり、2017年に引退という話もあります。たしかにZ50000が増えてきて、Z6400の方が少なくなってしまったように思えます。

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サン・ラザール駅にて出発を待つ車内から。

f:id:norimononado:20150817160545j:plain天井の蛍光灯が横に並ぶという面白い配置。確かに古いと思いましたが、まだまだ使える状態です。これをRERのB線に持っていってくれないものだろうか。

f:id:norimononado:20150817160548j:plainサン・ラザール駅からZ6400が走っている駅のひとつ、versailles rive droite駅。日本のガイドブックにはよりヴェルサイユ宮殿に近い、RER C線のrive gauche(chateau)駅が紹介されていますが、オペラ地区からはサン・ラザール駅からrive droiteに行くのもいいのではないでしょうか。途中デファンスが見えたり、その先から少しだけパリを一望することができ、C線より車窓は楽しめます。所要時間は約30分なので時間的にもあまりかわりません。rive droite駅を出たら左の方に歩き、avenue de paris通りにぶつかります。そこを右に曲がればヴェルサイユ宮殿に到着します。

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【追加】

先日、パリ郊外のsaint-germain en layeを訪れた際に発見した、アコモ改造版。わずか3編成しかないとのこと。saint-germain en layeにはRER A線で行くのがほとんどのパターンですが、st.lazare駅からSNCF L線を利用して行くことができます。もっとも到着するのは最果て感のある、saint-germain en laye grande ceintureという駅です。その名の通り、パリの郊外を周回するgrande ceinture線の一部を使用し、noisy le roiとの間をひたすら往復営業している線です。

f:id:norimononado:20150824171857j:plain外側はtransilien風味。

f:id:norimononado:20150824171427j:plain驚いたことに内部は大改造されていました。しかも空調まであります。この椅子の配置はおそらく空調機器設置のための苦肉の策ではないかと思われます。

f:id:norimononado:20150824171430j:plainさらに自転車置き場まで。このスペース使って2台しか置けないのはどうかな?と思いつつ。。。

f:id:norimononado:20150824171434j:plainいったいなぜこのような改造を施したのかイマイチ謎ですが、のんびりとした感じの路線ですので、非日常感でも出したかったのかなと思いました。