CHRYSLER 2LITRES

1970年「パリのアメリカ人」というキャンペーンの下、デビューしたクライスラー180を発見。米国からの輸入ではなく、欧州で開発されたもの。生産にはあのSIMCA(SIMCAにとっては先日ご紹介したVEDETTEの後継にあたります)も関わっていました。

写真のものは1973年登場の2litres(2リットルの意)、3速AT搭載です。3速ATなので従来に比べ最高速度は上がらなかったものの、快適性の向上があり、変速機の信頼性には問題がなかったようです。

しかしながら、フランス人のAT嫌いもあってか販売は伸び悩んだようで、マニュアル車も投入したのですが時すでに遅し・・・似たようなサイズの車も多かった中、これといった特徴をアピールできなかったようです。個人的にはアメリカを全面に押し出したのもちとマズかったのでは?と思いますが。。f:id:norimononado:20150610160353j:plain

f:id:norimononado:20150610160358j:plainとはいうものの、写真の車は状態もよく、オーナーに大事にされているのがわかります。