CITROEN TYPE H
独特の形状で印象に残る、シトロエンの商用バン。日本でも移動カフェ車などで見た事があったりしました。
戦後間もない1947年のデビュー(市場に出たのは翌年)から1981年12月14日までの長きに渡り473,289台も生産されましたが、商用だったということもあり、現在では中々見かけることができなくなってしまいました。
エンジンはガソリンとディーゼルがあり、3速マニュアル車でした。駆動はもちろん前輪駆動で、サスペンションにハイドロニューマチックを備えたものもあったようです。Hとなった由来は、戦中~戦後にかけてシトロエンが当時の商用車TUBの後継を作る際に8種類の試作をし、8番目のものが採用となったからです。また、同時期の他の車と部品を共用していました。例えば、エンジンやトランスミッションはトラクシオン・アヴァン、前照灯は2CVなどです。
1964年初頭より、フロントガラスが一枚モノになったとのこと。二枚モノも見てみたいですね。
RETROMOBILEにて展示されていた警察仕様。