再びドイツへ。ドイツ博物館交通センター館 RUMPLER TROPFENWAGEN
1921年に発表された、TROPFEWAGEN。世界最初の流線形の車のひとつでフリッツ・ラングのSF映画METROPOLISに出ていることでも有名です。当時の一般的な車はCD値が0.6という今から見るとあり得ない数字だった頃に0.28という現在でも十分通用する値を出していました。2,580ccのエンジンを車体後部に配置し、最高速度は110km/hを記録したそうです。
しかしながらトランクルームの不足や当時としては先進すぎたデザインが災いしてか、100台程しか売れなかったようです。ちなみに乗降性の良さからタクシーとしても使われていたとのこと。乗ってみたかったですねぇ。
昔の車をリデザインしたような車が多い昨今、どこかのメーカーが造ってくれないものでしょうか。せっかくですので、電気自動車にするといいかもしれないと妄想しております。
こちらはベルリンのドイツ技術博物館にあったものです。後部座席が広く取られています。タクシー用だったのかもしれません。