RETROMOBILE CITROEN

革新的な車、先進的な車、ユニークなデザインの車となると、必ず出てくるのがフランスのシトロエン。トラクシオン・アヴァンやDSなど多くのファンを生み出しています。

こちらは試作車のC10。なんと1950年代の初頭に考え出されていたもので、当時の2CVとトラクシオン・アヴァンの中間を狙った2種類の車の計画が進行していました。残念ながら実行されたのは、2CVをベースにしたAmi6の方でした。。。（Ami6のデザインも凄いんですがね。）

2CVより、より近代的、よりコンパクトになるよう挑戦したC10は1956年に設計されました。滴型と言われるようなボディはDSに通じるモノがあります。こっちが採用されていればミニDSとして人気を博したか、それとも。。トランクの容量などが微妙な感じになりそうなので、人気はイマイチになったのか。見てみたかったですね、今からでも電気自動車のデザインなんかに採用されないかな。と思ってみたり。

流れるようなデザイン。

後ろ姿もイイ。設計当時は前輪駆動で車重は382㎏！を考えていたようです。