Saint-Valentin村訪問記

フランスにst.valentinと名の付く村（セント・ヴァレンタイン村と表記される場合が多いです）があり、少しだけ話題になっているというので、見に行ってみました。なんでも「愛の村」と喧伝されているらしく、結婚証明だの結婚式だのビジネスのニオイしかしません・・・ちなみに村に唯一のレストランは日本人経営のものでミシュランの星付なのだそうです。これは凄いことですよね。

村はパリの南約250ｋｍのところに位置しています。私は車で行きました。まずはIssoudunまで行きそれからＤ8そして更に細いＤ80Ｃ（分岐するところにSt.Valentinの表示あり）に入ります。

この巨大なアンテナが見えたらもう少しです。

この日は全体的に曇天でしたが、村だけは何故か晴天。これも愛の力なのかとおののきつつ村に到着。オーストリアの同名の村と、日本のsakuto-choと姉妹提携。（調べたら岡山県美作市にある作東町でした。googleで見たらバレンタインパークとかありました。こんなホテルもありましたよ。

美作のホテル・宿泊・観光なら作東バレンタインホテル オフィシャルサイト

e-mailアドレスから察するに美作市が関係しているのかなと思われます。提携したのは1988年バブル経済まっさかり。よくやりましたよね。負の遺産になってないことを願うばかりです。）

村は非常に小さく、すぐに唯一のレストラン「au 14 février」を発見。ミシュラン星付とは思えない見てくれですが、窓から覗けた内装は雰囲気ありましたよ。

庭などに面していないのが少し残念なところ。おそらく村で唯一と思われるエアコンの室外機が見えました。メーカーは富士通ゼネラル。

村の中の標識。その名もずばり2月14日通り。

恋人たちの庭園に向かいましょう。

これがそうです！ちょっと呆気にとられてしまいました。全てが新しい・・・いかにも整備しましたよと言わんばかりです。

ここに永遠の愛を刻めるのです。日本人名が圧倒的に多かったのですが、中には結婚35周年の記念に来たヨーロッパ人カップルの名前などもありました。

そのうちこれが何本も立ち並ぶんですかね。。。

ちなみに金属プレートに手が届かない方には、紙製のものもあるようです。しかしながら耐久性に難があるようで、はかなくも散り果てていました。

ちなみにこちらが、村役場。ここにもハートで盛り上げようとしています。

村おこしの一環として成功しているのではないかと思います。結婚証明だとかで収入も見込めるでしょうし。難点としては、交通の便が悪いところくらいでしょうか。鉄道で行く場合はIssoudunからタクシーになるのではないかと思います。