RETROMOBILE FIAT
RETROMOBILEの会場はとても広く、建物の外には個人所有と思われる車も展示されていました。
こちらはFIAT1800 サイズは全長4,465㎜全幅1,620㎜全高1,431㎜。全幅が1,620㎜しかないとは思えない堂々とした佇まい。ちなみにトヨタのパッソですら1,665㎜の全幅があります。ナンバーはポーランド。旧東側だからこそ生き残ったのかと思ったりします。デザインはピニンファリーナ。ステーションワゴンタイプもあったそうです。
見にくいかもしれませんが、横一列のメーターにコラムシフト…たまりませんね。
少し錆が浮いていますが、実際に使用しているんだなとプラスに解釈してしまいます。
上記FIAT1800が1969年まで生産されたわけですが、こちらはその5年後、1974年トリノモーターショーでデビューのFIAT131。FIAT1800よりひとつ下に位置していたと思います。とはいうもののサイズは全長4,264㎜全幅1,651㎜全高1,381㎜とひけを取らないですね。
このモデルは131Sなので排気量1,585ccですね。
ちなみにこの131の前のモデル124は外国でライセンス生産が行われていました。なかでも有名なのは旧ソ連でのライセンス生産ではないでしょうか。LADA1200の名前で輸出もされていました。南米諸国でもタクシーなんかに使われていましたね。。こちらが偶然見かけたLADA1200。
使い易い雰囲気のある車だと思います。
などとかつては魅力的なセダンを市場に送り出したFIATも、現在のラインナップにセダンはないようですね。500シリーズで生きているような感じです。